北海道の夏を快適に過ごせるスーツの選び方【30〜40代】
ファッション誌の季節感が全くアテにならない北海道。ビジネスマンがその独特な気候の夏を乗り切る為のスーツの選び方をご紹介します。
札幌とは言え、夏は暑いんだからとにかく涼しくて薄いスーツを買えば大丈夫じゃないの?
本気の夏用スーツを買ってしまうとシワシワになる上にエアコンが効いた室内だと寒い、、なんてことになりかねないのでまずはスーツの種類を見ていきましょう!
スーツの生地について
スーツの生地は大きく分けて2種類あります。
1つ目は通気性がよく、薄いのに張りのある仕上がりが特徴の平織、もう一つは表面はなめらかで光沢感やハリがありキッチリと織られた綾織の2種類です。
平織はトロピカルウール、綾織はギャバジンという別名もあったりします。
ぱっと見はあまり分からないのですがよく見ると誰でもわかる特徴があります。
平織(トロピカル):組織が正方形に見え、縦横均一な折り目が見える。サラサラした感じ。
綾織(ギャバジン):組織が斜め方向に流れているように見える。触り心地はツルツル。
老眼で目が・・・夏にスーツ売り場に行けば夏物が売ってるんじゃないの?
基本的には夏に綾織のスーツが売られていることは少ないです。
ただ、セール品やセレクトショップなどでは混ざって置いている場合があるので見分けられるようになっておいた方が良いです!
モヘアやリネンは夏物スーツによく使われる素材でサラリとした風合いが特徴的です。通気性や透湿性を向上させる目的で混ぜられる事が多い素材ですが、ウール100%と比較するとややシワになりやすい素材でもあります。
スーツの裏地について
よーし!トロピカルウールのスーツを買ってくる!
ちょっと待った!買うのは裏地についても聞いてからにして下さい!
裏地はある方が暑いんだけど生地がしっかりするという効果もあるので北海道のビジネスマンの中にはあえて総裏のトロピカルウールを選ぶという人も少なくありません。
つまり、、、どうしたらいいの?
生地2種類と裏地2種類の掛け合わせで状況や環境に合わせたスーツを選ぶと良いです!
トロピカル | メリット | デメリット |
---|---|---|
背抜き | 涼しくて軽い | 背中がシワになりやすい |
総裏 | 若干シワを防げる | 日中外だと暑い |
ギャバジン | メリット | デメリット |
---|---|---|
背抜き | 秋まで着られる | 真冬はちょっと寒い |
総裏 | 真冬でも着られる | 夏は着てられない |
外回りの人と内勤の人では日中の体感気温も違うので当然選ぶべきスーツも変わってきます!
シーン別!スーツの選び方
外回り・営業系の人
日中に外を歩く事も多く汗をかくこともしばしば、暑くてもジャケットを脱げないような事もある人は背抜きのトロピカルウールのスーツ、シャツは速乾性のある機能素材を使用したものを選ぶと良いです。
最近は老舗のブランドからも機能性素材を使用したスーツが発売されています。
内勤・デスクワークの人
多くの職場ではクールビズが導入されていてジャケパンがOKになっていますが、それでもスーツを着ていた方が良い、印象的にスーツを着ておきたいと言う方も少なくないと思います。
そんな方はキチンと見えるけど涼しく出来てるスーツを選ぶと良いです。外回りの人と比較するとヨレヨレになったりしにくいと思うので生地の薄めなものをセレクトしても大丈夫です。
人気のタリアトーレからは前から見るとゴムウエストとわからないイージースーツが発売されています!シャツネクタイで合わせるとイージースーツとは分かりません!
番外編:結婚式・パーティーなど
そろそろ新型コロタンウイルスも落ち着き始め、ドレスアップするシーンも増えてくるかと思いますので結婚式、パーティー、会合などの場合にオススメのものをご紹介します。
基本的には艶のある感じのものを、通常のパーティー用のものでOKですが昼と夜で使い分けが出来るとグッとオシャレに見えます。
こちらはウールと化学繊維の混紡素材のスーツですが程よく光沢感があり昼夜問わず使えそうなデザインです。グレーかネイビーしか選択肢に上がらない人が大多数だと思うのであえてグリーンを選ぶと他の人と差がつくこと間違いなし。
グリーンのセットアップのコーディネートは意外と難しくありません。
注意としては「あの緑の人」にならないためにもグリーンはセットアップ以外には使わない方が無難です。
結婚式のファッションについては別の記事で紹介していますので良かったらご覧ください。
札幌で買うならここ!オススメの店舗
コロナ禍と言う事もあり以前は置いてあったお店でもスーツを取り扱わなくなってしまった店舗も沢山あります。ここでは必ずスーツを売っているお店を紹介しておきます。
百貨店
そりゃそうだろとツッコまれそうですが、流石は百貨店、良くも悪くも流行に流されず常にスーツが必ず置いてあります。ただし、大丸と丸井今井以外の東急や三越は正直ご年配向けの商品ラインナップとなっていますのでブランドショップ以外のスーツ(スーツ売り場のスーツ)は避けるようにしましょう。
百貨店のスーツ売り場は若干オジサン臭いセレクトのものが多いですが、上で紹介した選び方を参考にラルディーニやタリアトーレなどイタリア系のブランドのものを選んでおけば大外れは無いと思います。問題としては百貨店だと10万円以下でゲットする事は少々難しいかもしれません。
セレクトショップ
大手のセレクトショップでも少なくはなりましたが一定量のスーツが必ず置いてあります。10万円以下で狙える所としてはセレクトショップのオリジナルで、生地はテキスタイルメーカーのものを使用したモデルがちょうど良いかと思います。
BEAMS HEARTは正直オススメでは無いのですが、こんな感じで生地メーカーの生地を使用した商品が10万円以内であると思いますのでそこが狙い目です。
よくある生地メーカーとしてはレダ・チェルッティ・カノニコあたりがあります!この三つだけでも覚えておいたら「あ、見た事あるやつだ」ってなると思います。
CANONICO(カノニコ) | CERRUTI(チェルッティ) | REDA(レダ) | |
まとめ
今回は北海道の夏を快適に過ごす為のスーツ選びについてご紹介してみました。
いががでしたでしょうか?
北海道はエアコンに加え、夏でも昼夜の寒暖差もありますので洋服選びはなかなか骨が折れることかと思います。
ご自身のライフスタイルを振り返り、ご自身にあったスーツを選ぶ事が非常に大事だと思います。
まずはお手持ちのワードローブを見直した上で必要なもの、足りないものを買い足していきましょう。
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