ウォームビズってあまり聞かないけど。。

札幌でスタイリストとして働いていると、多くの方から「社内でカジュアルOKになったけど、どこまで崩していいの?」という相談を受けます。特に秋冬は重ね着が増え、素材も一気に多様になるため、カジュアルの幅が広がり判断が難しくなりがちです。
とはいえ、ビジネスマンとしての“信頼感”は絶対に落としたくないもの。この記事では、北海道の気候をふまえながら、秋冬に許されるビジネスカジュアルの「ちょうど良いライン」を分かりやすく整理していきます。

秋冬の「ビジネス×カジュアル」は境界がぼやけやすい季節。今日は“どこまでOKか”をはっきりさせます。
1. どこまでカジュアルが許される?秋冬の基本ライン

秋冬のビジネスカジュアルでまず大事なのは、「きれいめの見た目は維持しつつ、素材で季節感をプラスする」というバランスです。
許容されるポイントは次の3つに集約されます。
① 襟付きトップス
シャツはもちろん、ニットポロやハーフジップニットなど“襟があるもの”はビジネス感が保たれます。
② きれいめシルエットのパンツ
ウールスラックスやセンタープレス入りのパンツが基本。チノでも濃色で細すぎず太すぎなければOKです。
③ 革靴または革靴ライクな上品シューズ
北海道ではラバーソールを選ぶと滑りにくく実用的。スニーカーも「レザー素材・無地・細身」であればギリギリ許容範囲です。

ポイントは「素材で季節感」「形で清潔感」。これを守ると崩しすぎません。
2. 北海道・札幌ならではの「気候に合わせたカジュアル調整」
札幌の秋冬は気温差が大きく、朝晩の冷え込みと風の強さが特徴。暖かさと見た目の両立が必要です。
調整ポイントは次の通りです。
・ウールやフランネルなど“季節を感じる素材”を選ぶ
・インナーは厚みより「暖かさの質」(メリノウール等)を重視
・アウターはチェスターやステンカラーが上品で実用的
・ダウンは“無地・シンプル”ならビジネスでも浮きにくい
また、北海道の冬は風が強い日が多いため、襟付きアウターのほうが寒さ対策とビジネス感を両立できます。

防寒を優先しながらも、アウター選びで“きちんと感”を残すと印象が整います。
3. シーン別:これなら安心!秋冬ビジカジ例3選
札幌のビジネスマン向けに、気温や移動を考慮した“間違いない3パターン”を紹介します。

「職場で浮かない」「商談でも安心」そんな“ちょうど良い”ラインだけを厳選しました。
ケースA:オフィス勤務(カジュアル可の会社)

・ミドルグレーのウールスラックス
・白シャツ+ミドルゲージニット
・ラバーソールのレザーシューズ
・軽量ステンカラーコート
ニットで程よく柔らかさを出しつつ、全体をきれいめにまとめたバランス型。社内中心の日に最適です。

スラックスは断然PT Trinoがオススメです!
股上深めが好きな方にはINCOTEXが根強い指示を受けている印象です!
ケースB:外出・取引先訪問もある日

・ネイビーのジャケパンスタイル
・チャコールグレーのスラックス
・シャツ or 襟付きニット
・黒のレザースニーカー(無地・細身)
きちんと感が求められるシーンでも対応可能。アウターはチェスターを羽織るとより信頼感が高まります。
ケースC:在宅+出社のハイブリッド勤務

・ブラウンのリブニット
・ダークグレーのウールパンツ
・黒レザースリッポン
・軽量ステンカラーコート
室内で暑くなりすぎず、外出時はコートを羽織るだけで“整った印象”に見える万能セット。移動が多い日に便利です。
4. カジュアルでも絶対に外さないためのルール

迷ったら“ゆるさ”より“きれいさ”を優先。これだけで失敗しません。
ビジネスカジュアルには自由度があるようで、実は外さないためのポイントがあります。
・シルエットは細すぎず太すぎず
・色はネイビー・グレー・ブラウン中心に
・柄は無地優先、控えめチェックまで
・ニットは毛玉を見つけたら即ケア
・靴は革靴系で統一感を
この5つを押さえるだけで、どんな職場でも好印象な秋冬ビジカジが完成します。
5. まとめ:秋冬は“素材感できれいめ”が正解

カジュアルOKでも「大人の余裕」を感じる選び方が大切です。
秋冬のビジネスカジュアルは、素材で季節感を出しつつ、シルエットで清潔感を残すのが鉄則。札幌の寒さにも対応しながら、相手への印象も損なわないスタイルが作れます。
まずはニット・スラックス・上品なアウターの3点を揃えることで、自然と“許される範囲のカジュアル”が完成します。
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